今回は、ExcelのWEEKDAY関数について解説します。
この記事では、Excel 2021を用いています。
WEEKDAY関数とは
WEEKDAY関数は、指定した日付の曜日を返す関数です。
=WEEKDAY(シリアル値,[週の基準])
「シリアル値」は、日付と時刻の基準となる数値です。1900年1月1日を1とし、1日増えるごとに、1つずつシリアル値も増えます。
ただ実際には、WEEKDAY関数は、シリアル値を直接入力するのではなく、他のセルを参照するか、DATE関数を用いることが一般的です。
他のセルを参照 例:=WEEKDAY(B3)
DATE関数 例:=WEEKDAY(DATE(2023,4,1))
書式が標準のままだと、シリアル値が返されるので、セルの書式設定 → ユーザー定義 → (aaa)で曜日の書式に変更できます。
「週の基準」は、返される曜日の形式を指定します。
週の基準に以下の数値を設定することで、週の基準を変えることができます。この数値の入力を省略すると、1が適用されます。
週の基準 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 または省略 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 |
2 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
3 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
11 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
12 | 7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
13 | 6 | 7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
14 | 5 | 6 | 7 | 1 | 2 | 3 | 4 |
15 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 | 2 | 3 |
16 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 | 2 |
16 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 |
例えば、2023年4月1日で週の基準を1とした場合、2023年4月1日は土曜日であるので、7が返されます。
例:=WEEKDAY(B3,1)
ただ数字を返すだけでは、実用的でないので、以下のように応用して使いましょう。
使用例
例えば、指定したセル(A1)の曜日が日曜日の場合「休日」、それ以外の日を「平日」と表示するには、以下のように書きます。
=IF(WEEKDAY(B3,1)=1,"休日","平日")
WEEKDAY関数のデフォルトは、「1」が日曜日に設定されているので、以上のコードではWEEKDAY関数の結果が「1」の場合「休日」と返し、それ以外の数字の場合「平日」と返します。
以上のように、WEEKDAY関数は、曜日に応じて異なる処理を行う際に役立つ機能です。
状況に合わせて適切に使い分けましょう。