今回ご紹介するのは、Marshallが販売するBluetoothスピーカー「Acton III」です。
マーシャルと言えばアンプの製造メーカーという印象がありますが、家庭用のスピーカーの販売もしています。
「Acton III」の値段は私が購入した時点では、43,980円でした。
値段はそこそこしますが、結論から言うと買って良かった商品でした。
スペック
まずActon IIIの基本情報を以下にまとめました。
寸法 (幅×高さ×奥行) | 260 x 170 x 150 mm |
重さ | 2.85kg |
通信方式 | Bluetooth(R)5.2 Bluetooth LE Audioに対応 |
通信距離 | 約10m |
対応コーデック | SBC |
入力端子 | 3.5mmステレオミニプラグ |
周波数範囲 | 45~20,000Hz |
再生方式 | ステレオ |
最大音圧レベル | 95dB@1m |
スピーカーユニット | ウーファー用30W D級アンプx1 / ツィーター用15W D級アンプx2 |
付属品 | 電源ケーブル |
シンプルなデザイン
外観
従来のマーシャルのアンプを踏襲したような外観です。ボタンは必要最低限に抑えられ、無駄のないシックなデザインとなっています。
小型と言えるほど小さくはありませんが、持ち運べるサイズと形状であり、コードは電源コードのみなので、色々な場所で簡単に音楽を楽しむことができます。
色はブラック・ブラウン・クリームの3色があります。以上の画像はブラックの「Acton III」です。
ボタン
ボタンはペアリングボタン、音量の調整、低音と高音の調整、再生/一時停止、前/後スキップコントロールノブ、電源スイッチがあります。
簡単な接続・操作
接続は、Bluetoothのワイヤレス接続と3.5mmのミニプラグの有線接続ができます。
Bluetooth接続では、一度マーシャルの専用のアプリでBluetoothの接続設定を済ますと、その後はスピーカー本体を起動するだけで自動的に接続されます。
リモコンは付属しておらず、音量や高音・低音のバランス調整といった操作は、本体の上部にあるボタンから、またはマーシャルの専用のアプリでスマホからできます。
マーシャルの専用のアプリでは、基本的な操作機能以外に配置箇所によって音のトーンバランスを調整する機能が付いており、自身の環境に合わせた快適な音楽の再生を可能にしてくれます。
音質
音楽再生
コンパクトな本体から出てるとは思えないほど低音がしっかり鳴ります。高音も綺麗に鳴り響き、ロックやジャズ、クラシックなど様々なジャンルの音楽の再生に向いています。
また、Bluetoothを使った音楽再生は、有線接続との音質の差が感じられないほど、劣化がなく綺麗な音質です。
映像再生
元々音楽の再生を想定して作られているでしょうから、映画やドラマの音声では音のバランスが悪くても仕方ないのですが、人の声に音量を合わせると爆発音など激しめの音が鳴った時、低音が響きすぎて大きな音に驚いてしまうことがあります。
ただ幸いなことに音のバランス調整機能が付属していますので、音のバランスを調整すれば、問題なく映画を楽しめます。
実際に使ってみて
実際に使ってみて感じたことを以下にまとめました。
Bluetoothが便利
一度設定を済ませてしまえば、その後は電源を付けるだけですぐにBluetooth接続ができるので、音楽の再生がとても簡単です。
かつてはBluetooth接続は音質が劣化するというイメージがありましたが、この商品では音質の劣化は感じられず、有線接続から脱却できました。やはりコードがないだけでだいぶ快適に感じますね。
音質が良い
コンパクトな本体であるにも関わらず、音に広がりがあり、クリアな音を奏でてくれるため、音の世界に没頭することができます。
ただ低音がしっかり出るため、人によっては音楽を再生する時間帯や場所を考慮する必要があるかもしれません。
総合
「Acton III」は、Bluetooth再生を主軸としたスピーカーであるため、Bluetooth関連の機能がとても扱いやすく設計されています。
ですので、Bluetooth再生を中心に音楽を楽しみたい人におすすめするスピーカーです。
「Acton III」のレビューは以上です。