今回は、BlenderでのHDRIを回転させる方法について解説します。
この記事の執筆時に用いたBlenderのバージョンは3.4です。
HDRIを回転させる設定方法
① HDRIを開く
まずHDRIを環境テクスチャとして設定しましょう。
HDRIの設定方法がわからない方は、まずこちらの記事をご参照ください。
HDRIの設定方法はこちら
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【Blender】HDRIを設定する方法
続きを見る
② エディタータイプをシェーダーエディターに変更
後にノードを追加していくので、シェーダーエディター(Shading)を開きます。
③ シェーダータイプをワールドに変更する
④ マッピングノードとテクスチャ座標ノードを追加
HDRIを回転させるには、2つのノードを追加する必要があります。
- 「追加 > ベクトル > マッピング」でマッピングノードを追加
- 「追加 > 入力 > テクスチャ座標」でテクスチャ座標ノードを追加
⑤ ノードをつなぐ
最後に、追加したノードを以下のようにつなぐ必要があります。
- マッピングの「ベクトル出力」を環境テクスチャの「ベクトル入力」につなぐ
- テクスチャ座標の「生成出力」をマッピングの「ベクトル入力」につなぐ
以上の設定を終えたら、回転の設定は完了です。
完了
これで回転の部分の数値を変更すると、HDRIが回転するようになりました。
360°自由に回転し、それに合わせてライティングも変わります。
Blenderを勉強するなら
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