ビートルズのおすすめの名曲10選!曲ごとの解説有り

ビートルズ10選

解散してから半世紀以上経つにも関わらず、世界中で絶大な人気を誇るイギリスのバンド、ザ・ビートルズ (The Beatles)。彼らの生み出した曲は音楽業界に革命を起こし、世の中の様々な音楽家に影響を与えました。

ただビートルズはすでに50年以上前に解散しているため、バンド名を知っていても、ビートルズの曲をちゃんと聴いたことがない人、あまり知らないという人もかなりいると思います。今回はそんな方に向けて、ビートルズの数ある名曲の中から10曲を厳選してご紹介します。

ビートルズの基本情報

まず簡単にビートルズの基本情報についてご紹介します。


ビートルズは、イギリスのリヴァプールで誕生した、1960年代に活躍したロックバンド。

バンドメンバー

  • ポール・マッカートニー(ベース)
  • ジョン・レノン(リズム・ギター)
  • ジョージ・ハリスン(リード・ギター)
  • リンゴ・スター(ドラム)

ビートルズは、1957年に結成されたバンド「クオリーメン」を前身とし、1960年に「ビートルズ」という名に改名しました。1962年10月5日にシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューし、その後数多くの曲を世界中でヒットさせました。しかし1960年代末にはメンバーの関係が悪化し、4人で活動することが次第に少なくなり、1970年に解散しました。解散後はそれぞれソロで活動し、そこでも4人は大きな成功を収めました。

213曲が公式発表され、そのうちの144曲はレノン=マッカートニーが作詞・作曲者として名義されています。2人の共作、あるいはどちらか1人がメインで作ったとしてもこの名義が使われており、曲を作る時に大きく貢献した方がリード・ボーカルを担当することが多いです。

 

ビートルズ名曲10選

ではビートルズの名曲を見ていきましょう。

1.イエスタデイ (Yesterday)

1965年発売。イエスタデイは世界で最も多くカバーされた曲としてギネス記録にのるほど、たくさんの人に愛されている曲です。ポールの素朴な歌声とアコースティック・ギターの演奏、そしてバックの美しい弦楽四重奏が特徴的です。

ポールが作詞・作曲し、演奏にはポール以外のバンドメンバーは参加していません。アコースティック・ギターとボーカルをポールが、バックのストリングスを外部のミュージシャンが担当しました。そのため実質ポールのソロと言える作品です。

 

2.イン・マイ・ライフ (In My Life)

1965年発売。非常にシンプルな音で構成されており、ジョンとポールのハーモニーやプロデューサーを務めたジョージ・マーティンによるピアノ演奏がノスタルジックな雰囲気を漂わせています。

イン・マイ・ライフはジョンが初めて自分の人生について書いた作品で、ジョンの生まれ故郷であるリヴァプールの思い出の場所や人が元になっています。歌詞には、たくさんある大切な過去を時々振り返ることはあっても、今の自分にとって一番大切なのは君なんだ、と愛がつづられています。

 

3.エリナー・リグビー (Eleanor Rigby)

1966年発売。この曲はなんといっても波打つような躍動感のあるストリングスが特徴的であり、4つのヴァイオリン、2つのヴィオラ、2つのチェロの弦楽八重奏で構成されています。孤独な人々について書かかれた歌であり、曲名の「エリナー・リグビー」とは、歌の中で孤独な存在として描かれる架空の人物の名前です。

リード・ボーカルをポールが、ハーモニー・ボーカルをジョンとジョージが担当しましたが、ビートルズのメンバーは楽器を演奏おらず、ストリングスの演奏は外部のミュージシャンが演奏しました。

 

4.ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (Strawberry Fields Forever)


1967年発売。メロトロンやボーカルのエフェクトによって夢を見ているかのような浮遊感があり、サイケデリックな雰囲気が大いに楽しめる曲です。ジョンの要望により、アレンジが違っている2つのテイクを、キーやテンポの調整が行われ、1つの曲としてまとめられたそうです。

ジョンが作詞・作曲し、曲名の「ストロベリーフィールド」とは、ジョンが幼い頃に暮らしていた家の近所にあったリヴァプールの児童養護施設のことを指しています。ジョンはよく友人と児童養護施設の裏にある樹木が茂った庭で遊んでいました。そういった幼少期の思い出がこの曲のイメージとなりました。

 

5.ア・デイ・イン・ザ・ライフ (A Day in the Life)

1967年発売。サイケデリック・ロックの歴史に残る名曲。序盤と終盤のジョンのリヴァーヴの聴いた切々とした歌声と、中盤の打って変わったポールの楽しげなパート、そこにオーケストラの目が回るような演奏が加わることで、カオスな空間を巧みに生み出しています。

この曲の大半はジョンが書き、ポールはジョンが悩んでいた中間部分を、別に作っていた曲を元に作りました。ポールは子供の頃の思い出を詞にしました。ジョンはこの曲の詞を書くにあたって、デイリー・メール紙にあったジョンの友人だったタラ・ブラウンの死亡記事と、ランカシャー州ブラックバーンの通りにできた4000個の穴を埋めるという2つの記事からインスピレーションを得ました。

 

6.愛こそはすべて (All You Need Is Love)

1967年発売。曲のタイトルでもある"All You Need Is Love"というフレーズと、"Love, Love, Love"というバックコーラスが繰り返されるのが特徴で、シンプルだけども、とても温かみのある曲です。バックコーラスにはローリングストーンズのミック・ジャガーやキース・リチャーズ、ザ・フーのキース・ムーン、他にもエリック・クラプトン、グラハム・ナッシュなど豪華なメンバーが参加しています。

イントロにはフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」、終わりにはグレン・ミラー楽団の「イン・ザ・ムード」やイギリス民謡の「グリーンスリーブス」など複数の曲が引用されています。

 

7.ヘイ・ジュード (Hey Jude)

1968年発売。ポールの柔らかな歌声と静かなピアノの伴奏から始まりますが、終盤に向かうにつれ演奏に力が入っていき、最後の"Na-na-na na"という何度も繰り返される合唱で最高の盛り上がりを見せます。心に響く歌詞と美しいメロディーが聴く人の心を浄化する名バラードです。

この曲は、ジョンがオノ・ヨーコと不倫し、冷え切った家庭の状況に置かれていたジョンの息子、ジュリアン・レノンを慰めるためにポールが書きました。

 

8.オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ (Ob-La-Di, Ob-La-Da)

1968年発売。スカのリズムが取り入れられた、とても軽快なポップソング。「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」というリズミカルなフレーズが印象的ですが、これはポールの知人であるナイジェリア人のコンガ奏者、ジミー・スコットがよく使っていた言葉に由来します。「人生は続く」という意味だとされています。

この曲はポールが書き、詞には架空の人物であるデズモンドとモリーの恋物語が描かれています。

 

9.サムシング (Something)

1969年発売。率直な愛を歌ったジョージの代表的なラブソング。絶妙な静と動のバランスを持ち、温もりのあるジョージのボーカルやギターから始まり、躍動感のあるオーケストラ、ダイナミックなリンゴのドラムが展開していくと、ジョージの熱い感情があふれ出していきます。

サムシングは、これまでジョンとポールの影に隠れていたジョージのソングライティングの才能が発揮された作品であり、ビートルズのメンバーはジョージの最高傑作だと認めています。

 

10.レット・イット・ビー (Let It Be)

1970年発売。心地の良いポールの歌声やピアノの演奏、そして優しく包み込むような歌詞が聴く人に元気を与えてくれる名曲です。"Let It Be"を日本語に訳すと「なるがままに」という意味です。

この曲はポールによって書かれました。メンバー間で不和が生じ、解散が決定的になっていた頃、ポールは夢の中で亡き母メアリーに出会い、すべてが上手くいくと慰められました。その時の体験が"Let It Be"のもとになりました。

 

他の曲も聴いてみたい方は

以上、ビートルズの名曲10選でした。正直、ビートルズが作り出した名曲はあまりにも多いため、10選だけではまだまだビートルズの数ある名曲を紹介しきれていません。上記の曲以外も聴いてみたいと思った方は、名曲ぞろいのベストアルバムを聴くのも良いですし、「アビーロード」や「ホワイトアルバム」といった個々のアルバムを聴いてみるのも良いでしょう。

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著者:鴨川みどり著者

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